
書家で活動している私が、包丁に名前を彫る「銘切り」をさせていただきました。
書家が銘切り
刃物に作者の名前や製作年月日、お客様の名前など、様々な文字を入れてあるのを見かけられたことはありますか?
刀鍛冶は、ここに名前を入れるのが最後の仕事と言われています。
この作業を、銘を切ると呼びます。
使う方が「幸せになりますように」と心を込めて銘切りさせていただきました。
三木章刃物様ブースにて
「銘切り」のイベント会場は、2018年5月26日(土)27日(日)に開催された三木市道の駅みきの三木金物博覧会「鍛冶でっせ」。
このイベントは、毎年初夏に「かじやの里 メッセみき」で開催されている、秋の金物まつりと並ぶ三木金物の一大イベントです。
目が真剣です。
写真は初日。
少し緊張しています。
でも楽しかったです。
阪神百貨店様の催し
次、参加したイベントは、6月8日(金)9日(土) 三木章刃物様と、阪神百貨店様主催、ハービス HERBIS PLAZA/PLAZA ENTの催しに参加いたしました。
三木章刃物様は、私に「銘切り」の世界を見せてくれた人です。
手にハサミの写真しかないのですが、優しい笑顔がステキな男性です。
会場のハービスOSAKAは、高感度のセレクトショップ、本格ダイニングなど約40店舗のラインナップしている商業施設です。
近くにザ・リッツ・カールトン大阪がありました。(^^)
(ハービス大阪 にて)
いろんな デザインで銘を切らせていただきました。
動画で銘切りの様子
【動画で銘切りの様子をごらんください】
伝統の技に銘切りがおしゃれの変身
霞翠のアレンジが加わると、伝統の技におしゃれ感がプラスされました。
☆彡 ローマ字バージョン
☆彡 漢字バージョン
☆彡 可愛くクローバーを入れてみました。
☆彡 電動の工具を使って銘切り
ルーターという電動の工具を使って、ステンレス製の包丁にお名前を入れました。
これは、お客様のイメージとマッチして大変好評で、喜んでいただけました。
イベントを終えて
長年にわたり培われてきた伝統の技術を 自分が短い期間に習得できるか不安でした。
正直・・・。
しかし、たくさんの方々とお話しができ、また喜んでいただき幸せな時間を体験でした。
それは、かなりの緊張の中から「一瞬の芸術」を生みだす事ができたからです。
銘切りという伝統的な技に挑戦させていただけたことに心から感謝いたします。
そして、このような技術を絶やさぬよう 後世へ残す橋渡しができるよう 精進していきたいと思っております。
三木章刃物本舗4代目 長池康彰氏におかれましては、数々のアドバイス導き、ありがたく思います。
今後ともどうよろしくお願いいたします。